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バスキュラーアクセスセンター(VAセンター)

センター長 桃仁会病院 副院長 佐藤 暢

身近できめ細やかなVA治療

透析治療はここ十数年で格段の進歩を遂げ、腎臓が悪くなっても透析を受けながら長生きできるようになりました。ただ、何十年も透析を受けるということはシャントを長期間使用することになるため、良好なシャントを維持することが透析患者さんにとって必要不可欠となってきています。

当院は昭和49年から透析治療を開始し、京都府下最大の透析施設となった現在に至るまでシャント治療に最大限の努力を払ってまいりました。できるだけ多くの透析患者さんにシャント治療を専門とする医師の診察・治療を受けていただけるよう当院ではバスキュラーアクセスセンターを設けております。

患者さんごとに血管の状況は全く違いますし、通っておられる透析施設ごとに環境も異なります。そのため私たちはシャント治療をテーラーメード化し、患者さん一人一人に対して最適な治療を提供していきたいと思っております。また、手術後も定期的な診察を通じて皆様のシャントかかりつけ医になっていきたいと考えております。全ての透析患者さんに身近できめ細やかなシャント治療をお届けするべく職員一同力を尽くす所存です。

センター長 桃仁会病院 院長 佐藤 暢

VA(バスキュラーアクセス)とは

VA(バスキュラーアクセス)とは、血液透析を行うために患者さんから血液を取り出す(脱血)、または戻す(返血)ために設けられる患者さん側の血液路のことで、内シャント(自己静脈・人工血管)、表在化動脈、透析用カテーテルなどの種類があります。

治療方針

実際に治療に携わる専門医が手術もPTAも行います

当院のVA治療担当医は全員が直接透析に携わる透析専門医です。
そのため、VAの作成にあたっては実際にVAを使用する方の立場になって、使いやすいVAを第一に考えて治療いたします。
また、AVF、AVG、血管表在化、長期型カテーテルなどあらゆる種類のVAに精通しているだけでなく、PTAも自分たちで行いますので、それぞれの症例に応じて最適な治療方法を選択いたします。

透析専門病院だから、シャントも術後も安心!

当院には入院設備がありますので、手術後入院が必要な患者さんについても対応可能です。周術期だけでなく手術後も定期受診をしていただき、VAかかりつけ医となっていきたいと考えておりますが、患者さんの利便性やご希望も踏まえて相談させていただきます。

入院設備

外来受診方法

連絡先(地域連携室)

地域連携室にお電話ください。受診日時の調整をさせていただきます。
手術入院時に送迎が必要な場合はご相談ください。

TEL:075-622-2136(直通)

FAX:075-622-2137(直通)

受付時間:
AM 9:00~PM 5:00

バスキュラーアクセス外来申込票

「バスキュラーアクセス外来申込票」に記載の上、事前にFAXをいただきますと受診当日の診療がスムーズに行えますのでご協力ください。

※FAXの受付は24時間対応しています。
平日と土曜午後5時以降および日祝日に送付頂いた
診察申込票につきましては、翌診療日の返信となります。

バスキュラーアクセス外来申込票
バスキュラーアクセス外来申込票

外来診察時間

曜日 時間 担当医
火曜日
AM 9:30 ~
AM 11:30
長 嶋
金曜日 AM 9:30 ~
AM 11:30
佐 藤

※火曜午後と金曜午前に予約制で行っておりますが、お急ぎの症例につきましては、上記時間外でも月曜~土曜まで随時対応しておりますので、お気軽にご連絡ください。

治療実績

治療内容 2019 2020 2021 2022
AVF
(自己静脈内シャント)
183 131 128 184
AVG
(人工血管内シャント)
48 42 67 106
PTA
(経皮的血管拡張術)
PTA全体 500 634 688 701
超音波下PTA 383 530 611 637
透視下PTA 115 101 73 50
併用PTA 2 3 4 14
血栓除去術 14 22 4 12
血流抑制術 10 2 2 3
血管形成術
(瘤切除など)
10 2 7 8
動脈表在化手術 13 6 1 3
長期型
カテーテル挿入術
10 25 29 45
感染グラフト抜去術 7 9 9 10
シャント閉鎖術 8 5 12 8
その他 31 21 30 44
総計 834 899 977 1124

バスキュラーアクセスセンタースタッフ

院長・センター長 : 佐藤 暢

  • 日本泌尿器科学会 専門医・指導医
  • 日本透析医学会 専門医・指導医
  • VA血管内治療認定医
  • 日本透析アクセス医学会 評議員
  • 日本腎不全外科研究会世話人
  • 日本透析クリアランスギャップ研究会幹事
  • 京都透析医会 副会長
  • 京都府立医科大学客員講師兼臨床准教授

副センター長 : 長嶋 隆夫

  • 日本泌尿器科学会 専門医
  • 日本透析医学会 専門医
  • VA血管内治療認定医

渡邊 慶太郎

  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本透析医学会 専門医
  • VA血管内治療認定医

小林 達矢

  • 日本泌尿器科学会 専門医