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本院は、昭和49年開業の馬杉医院を母体に、昭和62年9月1日に開設いたしました。医院当時は、主として慢性腎不全の方々の透析治療に当って参りましたが、病院開設後は透析治療のみならず、泌尿器疾患・腎疾患・腎不全に伴う各種の合併症に対して、より「総合的な医療」を「迅速に行える施設」を目指し、スタッフならびに医療機器の充実をはかってまいりました。
以前は腎不全というと死に至る病で、人工透析療法が始まった当初は余命が5年〜10年というケースがやっとでしたが、現在では35年以上も人工透析を受けながら通常と同じ生活をおこなう人たちが増えています。私どもの透析治療の目標は「腎臓が悪いだけでは死なない」つまり「長生きのできる透析」を患者さまと共に実践することにより「一般の人と同じ生活の質・寿命を保てるようになること」です。そのためには、
- 「十分な透析量を確保すること」。つまり、しっかりと透析を行うことで、
少しでも通常の人と同じ体のバランスを確保すること - しっかりと透析を行った上で、透析量に見合った量だけ「しっかり食べること」
- 腎臓の悪い患者さまに引き起こされる周辺の病気(合併症)の早期発見・早期治療を迅速に行うこと
が大切であると考えております。お陰様で、患者さまの日頃の自己管理の努力もあり今日まで満足のいく結果が得られていると思っております。 さて、近年、透析療法は長足の進歩をとげ、私どもの施設でも透析患者さまの35年以上の長期生存も現実のものとなりました。このことは、医学の進歩という面では、たいへん意義深いことですが、その一方で、患者さまの高齢化も年々進んでいます。諸種の腎臓病以外の合併症や加齢により身体が不自由な高齢者にとって、通院透析は困難かつ苦痛であり、このような透析患者さまの増加が現在の透析医療を考える上で避けて通ることのできない大きな課題となっています。 このような状況の中で、私どもは、平成4年6月に、通院困難な患者さまの生活の場として「やすらぎ寮」を開設いたしました。その後、平成11年には新たに老人保健施設「桃寿苑」を開設し、必要度に応じて通院困難な透析患者さまの入所も行ってまいりました。さらに、平成12年2月には「桃寿苑」に隣接して、透析施設「桃仁会クリニック」を開設し、入所患者さまの透析への通院時間の短縮をはかり、いっそうの利便化に努めております。 21世紀の高齢化社会を迎えるにあたって、今後も介護施設の充実に取り組むとともに、全職員が力を合わせ、医療技術の向上と腎不全に伴う合併症に迅速に対応できる診療システムの確立・患者さまのニーズをくみ取った診療環境のさらなる充実を図り、いささかなりとも地域医療に貢献できるよう懸命に努めて参りたいと存じます。
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人の尊厳を重んじ、医の倫理に従い、良質の医療をおこないます。
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- 患者さまに透析療法の専門病院としてトータルな医療を提供します。
- 透析療法を通して地域社会に貢献します。
- 職員に働きがいと誇りをもてる職場環境をつくります。
